ひな人形の飾り方(1)
ひな人形にはある程度決まった飾り方があります。
ひな人形の中でも最もメジャーなものは,何といっても段飾りでしょう。段飾りには三段飾り,五段飾り,七段飾りといったものがありますが,いずれも「内裏雛」という男女一対のひな人形以外に,複数のひな人形と道具を含めて1セットとするもので,決められた飾り方があります。以下,七段飾りを例に,ひな人形の飾り方の概要を述べてみたいと思います。
ひな人形は,最上段から順に,
最上段:内裏雛
上から2段目:三人官女
上から3段目:五人囃子
上から4段目:随身(右大臣と左大臣)
上から5段目:仕丁(3人)
となっています。そして6段目と7段目には道具を置きます。それぞれの人形には決まった持ち物があり,それは人形を購入するときに付属しているので,飾るときに持たせるようにします。
それぞれの段の人形は,上記の通り最低2人はいます。これらの並べ方は,地方や時代によって若干の違いはあるものの,ルールがあることに変わりはありません。ひな人形はこうしたルールにのっとった飾り方をすると,見栄えよく飾ることができます。
ひな人形の飾り方(2)
「ひな人形の飾り方(1)」では,七段飾りのひな人形たちの配置について述べました。「ひな人形の飾り方(2)」のほうでは,同じ七段飾りの,ひな道具の飾り方について見ていきます。
七段飾りのひな人形には,内裏雛をはじめ,いくつか種類がありますが,ひな道具も同様で,いくつもの種類があります。これらのひな道具にも,ひな人形同様に決まった飾り方・置き方があります。
ひな道具の飾り方としては,
最上段:内裏雛の後ろに「金屏風」を立て,両脇にぼんぼりを,そして男雛と女雛の間に「桃の花を挿した瓶子(へいし)がのった三方(さんぼう)飾り」を置きます。
(上から)2段目:三人官女の間に,桜餅や草餅などの季節のお菓子を置いた高坏(たかつき)を置きます。
3段目:特に置くべき道具はありません。
4段目:両脇から随身,膳揃い,菱餅の順に置いていきます。向かって右端が左大臣(老人),左端は右大臣(若者)となっています。
5段目:向かって右端に桜,左端に橘を置き,その間に仕丁を置きます。
6段目:向かって右から茶道具,火鉢,衣裳袋(種類によってはないものがある),針立て,鏡台,長持,箪笥。
7段目:向かって右から御所車,重箱,籠。
七段飾りのような大掛かりなひな人形のセットにおいては,一部の道具が壊れてしまうこともあります。その場合は,ひな道具のバラ売りサービスをしているお店がありますので,そちらを利用するといいでしょう。例として,以下のサイトを挙げておきます。
雛道具の単品販売
HTTP://WWW.JUHO-TOUGEI.COM/SEKKU/TANPIN/HINA.HTM